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日常で気になった事発信してみます。 まぁ 気になったのも気のせいでしょう。

ZZR 車体のキャブ整備 3

なんだか色々あって時間がかかってるキャブレター整備ですが続けます。

昨日の時点で困っていたガソリン問題を解決しべく
開始前に、ホームセンターで金魚用の酸素ホース(太)を購入!

下ろしたタンクと燃料ポンプを繋ごうと考えたのですが
燃料タンク側の口の内側に入れるのがせいぜいの大きさで
燃料ポンプ側とは全く大きさがあわないのでこの案は断念。


燃料タンクにホースを突っ込んで 


フューエルスイッチをONにして欲しい分だけ油差しに入れて使う作戦にしました。
この時、燃料タンクは、バイク搭載時と同じ水平具合にしないと燃料が出なかったので注意!

で、今日の作業目的ですが
・キャブの同調
・パイロットスクリューの最適(妥協)点を探る
この2点に絞って作業します。

まず、
同調をとってみます。

ガソリンを供給して、エンジンをかけ、しばし暖気! チョークなしで動作するようになった頃に
じわ じわ とバキュームゲージの弁を開放します。
ブルブル震える針を落ち着かせるように、じわっと弁を閉めて ブルブルしないように合わせます。
※締め過ぎると今度は動作いないので注意

で、最初の状態

思ったよりずれてないですね~(汗) 最大で 6CmHg のズレって感じですね。
マニュアルでは2CmHgに抑えろと書いてありますので 従って調整します。

まず、左の2つを調整します。
調整方法は1つ目と2つ目のキャブの連結部分のネジを回すだけです。
じわっ っとやって下さい。 じわっ と!  ここはそう難しくないですね。

次に、右の2つを調整します。
これも じわっ とやります。 ここもそう難しくないですね。

さらに、左2つと右2つをあわせます。
真ん中のネジを じわっとやります。 
反対に回すとどんどん離れていき 当たりの方向にまわすと どんどん近づきます。
が しかし、 今度は端のキャブが言うこときかずに一人ずれたりします。

その分を補正するように また左、右 真ん中と ちょっとづつ調整する
コレを繰り返し、私の場合は3回目ぐらいでピタっとあいました。
※他の方達の調整をみてると20CmHg以内で調整出来てるみたいで
 良いのか悪いのか判りませんが、ちょっと高い気がしますが よくわかりません。


この時点でなんだかエンジン音がすごく軽やかな感じの音になりました。
マフラーから出てくる 脈動も 
今まで ⇒ どぅりりりん どぅりりりん どぅりりりん 
調整後 ⇒ どぅる どぅる どぅる どぅる どぅる どぅる
という変化を見せました。 コレは面白い!

そうそう、ネジを回すとき力を入れて回そうとすると
この部分はアクセルと連動しているので、
バァオォー と迷惑な空吹かしになるので注意が必要です。

とりあえず同調は完了!




さて、次に
パイロットスクリューの調整に入ります。

手持ちの武器は、普通のマイナスドライバー!
特殊工具は持っていませんので、動作させたまま調整は出来ません。
※特殊工具の折れ曲がったドライバでホントに動作したまま調整できるのかも疑問?
  なんかパイロットスクリューまで到達できる経路が見つからないんですよね・・・・

なので、都度インシュレータからキャブを外して傾けて調整を行う方法を取ります。
色々試した結果 「燃料ホース」 と 「インシュレータ」 を外せば
傾けて パイロットスクリューが調整できるという 変なコツを掴みました。
※燃料ホースを抜くときはガソリンを受けるボトルを準備してやる事!

動作させてまま調整出来ないので、全気筒 一律同じ設定で試します。

1. 1回転3/4 の薄め     ⇒ なんだか安定しない(アイドリングを下げると止まる)
2. 2回転1/4 の濃め     ⇒ 力強い感じだけど音が煩い(ドゥリョ ドゥリョ ドゥリョ ドゥリョ)
3. 2回転   の標準     ⇒ 悪くないけど1の薄めより感覚煩い
4. 1回転7/8 の気持ち薄め ⇒ 音が一番軽やか(どっぅ どっぅ どっぅ どっぅ)

うーん 4かな? という感じです。
アクセルをヒネっても ギューンと上がって、ギューンと下がる感じで コレが一番いい感覚です。
エアクリを付けると、吸気に負荷がかかるので、多少なりともここから濃い目になるはず!と
適当な考えの元 4番に決定です。

そうそう、この作業の中で一度アイドリングが2000回転以下に落ちなくなる症状が出ました。
原因はパイロットスクリューではなく、インシュレータの締め付けネジの位置によってはこのネジが
同調調整のネジに当たって 一定以上アクセルが戻らなくなってしまう事が原因でした。 注意が必要です。


不思議なもんで、パイロットスクリューを回すと 若干、同調がずれるので 
再度同調を取り直しました。ただ そんなにはずれないです。
この現象からして、全気筒均一のパイロットスクリュー戻しの設定では 
すべての気筒が最高の状態になってるわけではないのではないかな~という気がしますね。
※パイロットスクリューの戻り回転によって機嫌のよくなる気筒が変わってる?

さて、では片付け作業に入ります。
1.同調用のホースを引っこ抜いて元のプラグ、ホースを取り付けます。
2.仮止めしているホース類のクリップをすべて閉めます。
3.アクセルワイヤの取り回し、動作を再度確認し、調整します。
4.エアクリ下部分を取り付けます。(ドレンが4本あるので忘れずに) 
  ※空気取り込み穴と合わすのが大変ですがゴム部分を曲げてやる等のコツが有ります。
     こんな感じになるように戻します。  

5.エアクリを組み立てます。
  ※金網は先に上の部分に組み込んでしたに合わせるとやりやすいです。
6.この時点で念のためエンジンを始動してみます。
7.インナーカウルを戻します。
8.燃料タンクを載せて、センサのカプラを接続します。 燃料コックをONにします。
9.で、早速エンジン始動! かかったら完了!

6の時点で作業当初より、かなり落ち着いたエンジン音になってるのを確認できました。
少なともやらないより 作業をやったことによって よくなってるイメージです。


この後、ガソリンを給油しがてら試走してきましたが感じた事
・低速で、エンジンがばたつかない状態になりすごくいい!
・トルク感は以前より若干落ちた?
・3000回転での息継ぎがなくなった!
・エンジンブレーキのガクンと言う感じがなくなった!
・排気音が小気味よくなった(以前は ガルガルガルガル という音)
・アイドリングを(750回転とかに)絞りすぎるとエンストする。
・刺激臭がなくなった!

擬音が多くてすみません。
全体的にエンジンが軽やかになった感じがします。
濃い目の悪いと思っていた症状がすべて緩和されました。

唯一、アイドリングの 微妙感※ はそのままでした。
※暖まるまで低めになって、温まると高めになる。たまに回転が(100回転の幅で)勝手に上下する

キャブレターをいじってると、バイクの機嫌がすごく変わるの非常に面白いですね。
外して! 
  付けて! 
    動作する! ってのを経験した事で 作業への恐怖感もなくなりました。

次からキャブを外すのも45分あればイケそうです!

これだけ調子がよくなると欲が出てきました。
やっぱり、もう一度キャブを下ろして 総チェクしてみようかな? 
特にパイロットスクリューまわりを。

とりあえず 今回のキャブの整備は大成功で完了
整備の幅が広がって今後の 楽しみが増えました!! 




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